ベルリンの飲食店が再開して約1ヶ月が経った。天気の良い日が続いているのでレストランやカフェにも徐々に人が戻り始め、テラス席もそこそこ賑わっている(ただしテーブルはソーシャルディスタンス1,5メートルを空けて配置されている)。飲食店の屋内では各テーブルごとに紙と筆記具が用意され、来店者の連絡先を書くことが義務付けられている(名前や電話番号、メールアドレス等は4週間保管され、その後破棄されるとのこと)。個人情報保護云々をものともしない感。コロナ強しである。


さて、DU BONHEUR はベルリンでは珍しい本格的なフランスのパティスリー。ベルナウアー通りの『ベルリンの壁』から徒歩圏内で、休憩するにもってこいの立地だ。この小さなカフェに入店すれば、誰もがショーケースに釘付けになってしまうだろう。クロワッサンから始まり、マカロンやケーキ、クイニーアマンまで、宝石のごとく煌びやかなスウィーツに目移りすること間違いなし。店名のフランス語は「幸福」という意味らしい。納得。

ミルフィーユ(写真一枚目、左上)はオススメの一品。私は今回初めて食べ、必ずリピートしようと誓った。店内は着席不可でテラス席のみ開放されていたが、屋外で食べる場合は連絡先を残す必要はないらしい。普段と違い全てセルフサービスだったが、なんとなく気が楽になった。

Cafe Du Bonheur
DU BONHEUR 外観


文と写真:萬谷衣里 Eri Mantani プロフィール