ティラミスもどき・生クリームとポートワインで作る大人のデザートの作り方
材料6つで作れる簡単な『ティラミスもどき』のレシピをお伝えしたい。レシピと呼ぶまでもないほど簡単だ。ポートワインというお酒が手元にあると良い。無ければラム酒でも美味しいはずだ。レーズンをポートワインに浸し数時間置く。生クリームを砂糖と一緒に泡だてたら、バタービスケットを一つずつ牛乳に浸してバットに並べる。その上に生クリームを重ね、さらにレーズンを散らす。これを3〜4度繰り返し層を作り、最後に生クリームで覆えば完成だ(その後数時間寝かすこと)。分量は以下を参考にしていただきたいが、基本は適当で大丈夫。ラズベリーなど、少し酸味のある果実を飾ると見た目や味にも華やかさが出て良いかもしれない。ふわふわになったビスケットとポートワイン漬けの濃厚レーズン、さらに生クリームのハーモニーが混じり合う大人のデザート。ぜひお試しあれ。
材料:
生クリーム 200ml
砂糖 20〜30g
バタービスケット 200g
牛乳 適量
レーズン 100g〜 お好みで
ポートワイン 適量(レーズンがひたひたになるくらい)
ピアニストがコンサート本番前に飲むお茶とは?「カモミールティー」を手作りする
キク科の花・カモミールには抗ストレス、抗不安、安眠といった効果があると知って以来、カモミールティーがコンサートの本番前に飲むお茶の定番になった。温かい飲みものを口にすることで得る感覚は、出番を控えて緊張マックスの身体と精神を幾分かほぐしてくれるし、このハーブ独特の香りがなんとも言えず良い。
夏場は (特にここ数年は真夏の日本でツアーを行っているため)水だけで済ますことも多いが、秋冬は魔法瓶に淹れた温かいカモミールティーをコンサート会場に必ず持参する。ピアニストのちょっとした精神安定剤である。
そんなカモミールティー。これまでティーバッグで購入していたのだが、サイクリングに出かけた先の原っぱで大量に生えた野生のカモミールを収穫することができたので、手作りにトライしてみることにした。
手作り、と言ってもなんのことはない。花を洗って乾かすだけである。ただしアブラムシがついていないかだけは注意すべし。洗ったあと束にして窓辺に吊るしてみると、どこか違う国の台所に来たみたい。
このカモミール、どうやら乾かす前にお茶に使える花の部分だけ切って、ザルなどに入れて置いておけばよかったようだ。茎を残した状態で逆さに吊るしていたことで、黄色い花粉が落ちてきて掃除する羽目になってしまった。そして乾燥した花の部分だけ切るのがけっこう手間がかかる。最初はいそいそと一本ずつハサミで丁寧に切り取っていたのだが、15分も経つとしびれをきらし束のまま茎と一緒にザク切りにすることに。
というわけで約30分の手作業の末、出来上がったカモミールティーの茶葉。
ガラスのカップに注ぐと、色が映えてとても綺麗。お味のほうもなかなか。なんでも手作りすると美味しいね。
乾燥した花の状態のカモミールティーは、BIOショップなどで手に入る。ティーバッグは普通のスーパーでもお手頃価格(1ユーロ〜)で売られているので、ドイツ土産にも良いかもしれない。