ピアニストのメモ帳

ドイツの音楽大学 2020年夏ゼメスター実施予定の入学試験を延期・オンライン審査に変更、または中止

コロナ危機に伴い、ドイツの音楽大学では2020年夏ゼメスター期間中(通常は6月)に実施予定の入学試験の実施方法・時期が変更された。ざっと確認したところ、



●7月〜9月に延期 ミュンヘン音大ハンブルク音大マインツ音大ミュンスター音大
●10月に延期・一部オンライン審査 ハノーファー音大
●オンライン審査のみで実施 ベルリン芸大ロストック音大ブレーメン芸大ヴュルツブルク音大
●オンライン一次審査のあと二次審査として通常の試験 ベルリン・ハンス・アイスラー音大ドレスデン音大フランクフルト音大カールスルーエ音大トロッシンゲン音大
…等々(リンク先は各大学の入試情報ページ)。


何らかの形で実施する大学が大半を占めているが、各大学で対応にばらつきがあり、まちまちな印象。デトモルト音大などはどうやら入試自体を中止し代替案はない模様。明確な情報が公開されていない大学もあるので全てをチェックすることはできなかったが、受験生には大学側から個別に変更の連絡が入っていることだろう。ちなみにオンライン審査とは、受験生があらかじめ収録した演奏の録画(ビデオ)を提出し、それを試験官が審査するというもの。

 
コロナ・パンデミック下の現在、できるものは全てインターネット上でせざるを得ないとはいえ、音楽・芸術分野というのは『実技』が物を言う世界。ワルシャワのショパン国際ピアノコンクールなど、世界的なコンクールが開催延期を決める中、入試を完全デジタル化した音大が(一部ではあるが)存在することは驚きだ。筆者の勤務先であるロストック音大もその一つだが、最先端を走る大学だと喜んで良いのかは微妙なところである。受験生、特に日本やその他諸国から留学を希望する人たちにとって、大きな不安要素ではないだろうか。


そもそも海外留学に向けて準備をすること、大学で通常形態の授業を受けること自体が困難ないま。異国の地ですでに勉強を始めている人たち、またはこれからチャレンジしようとする人たちにはどうかへこたれず頑張ってほしい。何かしら役立つ情報などあればここでお知らせしたいと思う。

ピアニストがコンサート本番前に飲むお茶とは?「カモミールティー」を手作りする

キク科の花・カモミールには抗ストレス、抗不安、安眠といった効果があると知って以来、カモミールティーがコンサートの本番前に飲むお茶の定番になった。温かい飲みものを口にすることで得る感覚は、出番を控えて緊張マックスの身体と精神を幾分かほぐしてくれるし、このハーブ独特の香りがなんとも言えず良い。


夏場は (特にここ数年は真夏の日本でツアーを行っているため)水だけで済ますことも多いが、秋冬は魔法瓶に淹れた温かいカモミールティーをコンサート会場に必ず持参する。ピアニストのちょっとした精神安定剤である。


そんなカモミールティー。これまでティーバッグで購入していたのだが、サイクリングに出かけた先の原っぱで大量に生えた野生のカモミールを収穫することができたので、手作りにトライしてみることにした。

Kamille カモミール
野生のカモミール
Kamille カモミール
大量に収穫

手作り、と言ってもなんのことはない。花を洗って乾かすだけである。ただしアブラムシがついていないかだけは注意すべし。洗ったあと束にして窓辺に吊るしてみると、どこか違う国の台所に来たみたい。

Kamilleカモミール
ドライフラワーの要領で干す
乾いた

このカモミール、どうやら乾かす前にお茶に使える花の部分だけ切って、ザルなどに入れて置いておけばよかったようだ。茎を残した状態で逆さに吊るしていたことで、黄色い花粉が落ちてきて掃除する羽目になってしまった。そして乾燥した花の部分だけ切るのがけっこう手間がかかる。最初はいそいそと一本ずつハサミで丁寧に切り取っていたのだが、15分も経つとしびれをきらし束のまま茎と一緒にザク切りにすることに。


というわけで約30分の手作業の末、出来上がったカモミールティーの茶葉。

Kamille
手作りカモミールティーの茶葉

ガラスのカップに注ぐと、色が映えてとても綺麗。お味のほうもなかなか。なんでも手作りすると美味しいね。

Kamillentee カモミールティ
いただきもののアンティーク食器とともに

乾燥した花の状態のカモミールティーは、BIOショップなどで手に入る。ティーバッグは普通のスーパーでもお手頃価格(1ユーロ〜)で売られているので、ドイツ土産にも良いかもしれない。

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